「さっぽろ藻岩郷土史」の「八垂別(※1)」という本を読んでいたら、近くに「八幡神社(※2)」というところがあることがわかった。相方は子供たちと「めっきらもっきら(※3)」の場所だと言って散歩したことがあるそうだ。天気がよいので、散歩がてら行ってみることにした。

名前のついてる通りから右に折れて、人がやっと通れるくらいの細い道を進むと、わずかに鳥居とお社が見えた。朽ちているように見えるが、手入れされているようだった。


※1 藻岩山山麓から硬石山までを明治時代、八垂別(ハッタリベツ)と称した。
※2 八幡神社は元々は大漁旗を意味する海の神で、大分県での地方神、土着神であったが、のちに第15代応神天皇の化身とされた。応神天皇は弓術の名人とされており、武勇の神として多くの武士からの信仰を集めた。ちなみに鎌倉幕府の第3代将軍、実朝は右大臣のお礼参りを鶴岡八幡宮に行く途中暗殺された、とNHKの大河ドラマでやっていた。
※3 作 長谷川摂子氏による童話、少年かんたが、お宮の横にある大きな木の根っこの穴から落ちて、へんてこな世界に迷い込む話